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Episode #03

身につける誰もが美しく、
そして働きやすい制服へ

株式会社ファンケル様

出席者

株式会社ファンケル
店舗営業本部 店舗サポート部 商品サポートグループ

櫻井 美里 様

オンワード商事株式会社
ワークスタイルデザイングループ
ユニフォームセールス第1Div. コンサルティング2課

久野 雄大

業界を取り巻く社会環境の変化や、お客様のさらなる期待にお応えしていきたいという考えから、『ヒトと地球(ホシ)の、明日(あした)の笑顔をデザインしつづける。』という新たなパーパスを定めたオンワード商事。本記事では、オンワード商事がどのようにパーパスを体現しているのかを、実際のプロジェクトの事例をもとに、お客様と弊社担当営業との対談を通じてご紹介いたします。
今回対談のお時間をいただいたのは、「美」と「健康」の領域を主軸に、世の中の様々な“「不」の解消“に取り組まれている株式会社ファンケル(以下ファンケル)様。創業40周年および直営ショップ開業25周年を迎えられた2020年、店舗業態別に制服をリニューアルされたファンケル様に、新たな制服への想いやこだわり、そして実際の着用が始まってからの印象的なエピソード等について伺いました。

※取材時のみ、マスクを外していただいております。

プロジェクトの概要

目 的お客様が親しみやすさや信頼感を感じられ、かつ着用するスタッフたちのモチベーションにもつながる店舗業態別オリジナル制服の立案・製作

結 果着る人を選ばない美しいデザイン、着心地、耐久性等を兼ね備えた店舗業態別オリジナル制服の誕生

業界での先駆けでもあった「バーコード管理」と「ケミカルリサイクル」

櫻井様:オンワード商事さんとは2002年からのお付き合いとなりますね。弊社では定期的に制服のモデルチェンジを行っているのですが、店舗業態別にオリジナルデザインの制服を一から作ろうとなったのは、実は今回が初めて。2020年はファンケルの創業40周年という節目であり、グローバル化が進む中でお客様が多様化していることや、各業態にマッチした制服が必要だったこと、さらにはオリンピックイヤーであったこと等が、今回のモデルチェンジの背景にはあります。業態別の制服作製は弊社としてもチャレンジングな取り組みでしたが、もともとお付き合いがあり、弊社のことを良くご理解いただいているオンワード商事さんだからこそ、色々と配慮をいただきながら、デザインや生地の機能性等を幅広くご提案いただくことができたと思っています。

久野:ありがとうございます。弊社としましては、ファンケル様が展開されている各業態のメッセージをいかに新制服に落とし込むか、そして身につけるスタッフの方々がいかに喜びを感じられるデザインにするか等を慎重に検討しつつ、以前より導入いただいているバーコード管理機能等とあわせてご提案をさせていただきました。なお弊社で長年ファンケル様を担当させていただいておりました前任の営業からは、最初のご依頼をいただいた2002年当時、ファンケル様は業界内でもいち早くバーコードを付けた制服の個人別単品管理を導入された企業様とのことです。さらには制服のケミカルリサイクルを導入されたのも、ファンケル様が業界で初めてだったと。

櫻井様:はい。制服のバーコード管理機能については、ショップスタッフ個々人にとっての管理のしやすさはもちろん、本部としても会社の資産である制服の管理を円滑に進めることができるようになり、大変ありがたく思っています。管理に余計な手間が発生しなくなることによって、ショップスタッフたちはこれまで以上に接客に時間を使えるようになりました。お客様と向き合う時間をどれだけつくり、お客様にどれだけ喜んでいただくかというのはファンケルの目指す姿そのものです。今回の新制服においても、バーコード管理機能は引き続き導入をお願いしています。ケミカルリサイクルに関しては、当社の掲げる“「不」の解消”という考え自体が、昨今で言うところのSDGsやサステナビリティといった考えと密接に関わっていることもあり、早くからそういった活動にも取り組ませていただいています。

久野:現在のようにSDGsやサステナビリティという言葉が浸透していなかった頃からそのような活動にも積極的に取り組まれてきたというのは、本当に素晴らしいと思います。バーコード管理やケミカルリサイクルが、時代が進むにつれて今のスタンダードになりつつあることから考えても、ファンケル様は当時から業界の最先端を行かれている企業様だったのだなと改めて感じました。

オンライン上でも引き立つ「美しいデザイン」

櫻井様:今回のモデルチェンジにあたって特に重視していたのは、「誰が着ても美しく見える」こと、そして「動きやすい、働きやすい」ということ。また、機能面としては着心地だけでなく、耐久性やお手入れのしやすさについても要望をしました。その上で、やはりこれまでにない制服にしたいという想いも強くあったため、特にメインの制服に関しては、何パターンものデザイン案をいただく形になってしまいましたね。細かい部分ですが、特にこだわったのはスカートのプリーツ部分。一般的な制服ではプリーツ部分が崩れやすいという懸念がありましたが、最初からプリーツ部分を縫い留めていただくことで、毎回スタッフが自身でアイロンをかけずとも、美しいラインが保てるようにしてもらいました。

久野:ファンケル様のそういったご要望を踏まえた上で、まずは視覚的な要素である色のイメージにこだわらせていただきました。ファンケル様らしい上品で落ち着いたグレーと、着用される方々の顔周りが明るくなるようなラベンダーを配色させていただいたのは、非常に魅力的なポイントになったかなと感じています。生地については、摩耗耐性やストレッチ性に優れた生地をご提案させていただきました。デザイン面でも、もちろんそれぞれにこだわりがありますが、中でもファンケル様の社内で要望が多かったというワンピーススタイルの制服を、今回のモデルチェンジで初めて導入いただけたことが、我々としては非常に嬉しかったです。

櫻井様:まさにワンピーススタイルの制服については、かねてよりスタッフから多くの要望があったものでしたので、ファッションショー形式で行った社内の新制服のお披露目会でも、特に注目を集めていたアイテムでした。実際に着用が始まってからも、多くの喜びの声が入っています。……そう言えば、実は実際に着用が始まってから初めて気が付いた制服の魅力というのもありまして。

久野:ぜひ伺ってもよろしいですか?

櫻井様:袖口のデザインについてです。コロナ禍ということもあり、弊社は新たな取り組みとしてライブショッピングをスタートしたのですが、ライブで商品をご紹介する際、この袖口を折り返した時のデザインが手元を非常に美しく見せてくれるんです。デザインを考えている当初はコロナ前でしたので、ライブショッピングをすることまでは思い当たってもいなかったのですが、いい意味で想定外でした。新たにスタートしたオンラインという場面でも、スタッフの手元や商品を引き立ててくれるデザインになっていたんだなと、後から気づくことになりましたね。

久野:そうだったんですね。私自身も初めて伺ったお話でしたので、なおさら嬉しく思います。ありがとうございます。

制服の役割はより大きくなっている

櫻井様:新たな制服を着用し始めて1年以上が経ち、改めて思うのは、やはりショップの一番の顔はスタッフたちであるということです。そして一人ひとりのスタッフが美しく、お客様に寄り添える接客をできるようにする上でも、制服は非常に大きな役割を果たしていると再認識しています。加えて、これまでは直接お店に足を運んでいただいてのコミュニケーションが主でしたが、先ほども申し上げたように、今はオンラインでのお客様とのコミュニケーションも増えている状況。画面を通して多くのお客様に目にしていただくという意味でも、スタッフたちが身につける制服は、これまで以上にファンケルのイメージを形作るアイテムになっていると言えるのではないでしょうか。

久野:それだけ意義の大きい制服の製作をお手伝いさせていただけたことを、改めて嬉しく思います。我々としましては、新しい制服を着用してくださる方々が「この制服になって良かった」と思ってくれることがやはり一番ですので、これからもヒアリングや分析を元に、新たな制服やアイテムのご提案をさせていただければ幸いです。加えてファンケル様においては、冒頭にも話題に上がったケミカルリサイクルを前提とした制服のモデルチェンジをされていますので、そういったSDGsやサステナビリティ等の観点からも、新たな取り組みを一緒にさせていただけるチャンスがあれば嬉しいなと思っています。

櫻井様:これからも制服のモデルチェンジの際には必ずリサイクルを続けていきたいと考えていますので、オンワード商事さんにはぜひ、新たなアイデア等もいただけたら嬉しいです。一歩先をゆく、新たなリサイクルのあり方やその発信に、ぜひ私たちも期待させてください。

久野:ありがとうございます。ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。

株式会社ファンケル様について

1980年創業。“正義感を持って世の中の「不」を解消しよう”を創業理念に、化粧品・サプリメント等の製造・販売を主軸とする事業を展開。2018年には「ファンケルグループ サステナブル宣言~未来を希望に~」を策定し、持続可能な社会の実現に貢献していく意志を表明。制服のモデルチェンジにおいては、業界に先駆けてケミカルリサイクルを導入。

URL:https://www.fancl.jp/index.html

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