SUSTAINABILITY

サステナビリティ

トップコミットメント
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私たちオンワード商事は、新たにサステナビリティ方針を定め、SDGsに取り組んでいくことを表明しました。
ファッション業界をけん引するオンワードグループとして、未来における社会的責任を考えていくことは大きな課題です。グループの中でも、主にB to Bビジネスを展開しているオンワード商事は企業との関わりが深く、クライアントを通じて社会課題に気づき、解決策を模索する機会が少なくありません。その中で、SDGsにどう取り組むべきか、改めて明確にする必要があると感じました。

まず策定したのが「一人ひとりの『はたらく、まなぶ、つかう』をエシカルに」という方針です。私たちは、ファッションを通じて、企業文化やブランド醸成に寄与し、また、人々の消費意識をエシカルに変えていきます。そして、当社従業員やサプライヤーの皆様の権利と幸せを大切にしながら、企業・団体様の課題に寄り添うことで、経済的価値と社会的価値の双方を追求し、持続可能な社会に貢献してまいりたいと考えています。

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具体的に、当社の事業におけるSDGsの取り組みを述べると、SDGsのゴール8番「働きがいも経済成長も」では、ディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)が登場します。ユニフォーム事業では企業・団体、医療、学校の3領域を中心に、様々な機能や目的を持ったユニフォームを提供しており、当社のマテリアリティとも密接な関係があります。例えば、生地の特性やデザインによって安全性や衛生面、耐久性など職種ごとに求められる機能を強化し、働きやすさを追求するとともに、企業イメージを高め、着用者が誇りを持って働けるようなユニフォームをつくることを重視しています。また、素材や副資材を扱うメーカーと協業し、サステナブルな商材開発を実践しています。
サステナビリティ方針では「人々の消費意識をエシカルに変える」と宣言していますが、セールスプロモーション事業はまさにその機会と捉えています。単なる販促ではなく、エコバックや環境負荷の少ない素材を使ったグッズを推奨するなど、消費者の意識をエシカル、サステナブルに変えるような企画をご提案します。
一方、催事事業では、今後ますます深刻化すると予想される高齢化社会に向けて、健康をテーマにした企画を検討してまいりたいと考えています。
SDGsでは12番「つくる責任 つかう責任」、つまり自社だけでなく、サプライチェーン全体で環境と社会の両方に配慮し、責任を負うというゴールが登場します。ファッション業界では特に、生産過程において劣悪な労働環境や低賃金といった労働者の人権侵害が問題視されています。当社ではその点においても責任を持ち、ユニフォームがどのような場所でどのように製造されているのかクライアントである企業様に知っていただくために、海外の縫製工場検修を実施しています。

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今後、SDGsの取り組みを推進していくには、従業員にSDGsの理念を理解してもらい、企業として個人として、どうすべきかを考えてもらう必要があります。会社としても従業員の意識を高められるように勉強会などを実施していきます。
個人的な話になりますが、以前、ウインドサーフィンにのめり込んでいた時期があり、このときに海洋汚染などの環境破壊を目の当たりにしたことで、環境問題を身近なものとして考えるようになりました。まず、SDGsに踏み出すには、環境を含めた社会課題を自分ごととして捉えることが重要です。その点において、昨今の若手社員は環境やSDGsに関する教育を受けている世代でもあり、意識の高さを感じます。このような若手の活躍で、よりよい取り組みが生まれることを期待しています。
彼らが活躍するための土壌として、組織の在り方も重要です。ワークライフバランスや女性活躍などを含めたダイバーシティへの取り組みも、これまで以上に尽力していきたいと考えています。

コーポレート・ガバナンスの面でも充実・強化を進め、健全で透明性の高い経営を実現していきます。
企業として成長しながら、同時に社会問題の解決にも貢献する。こうしたサステナビリティ経営は、短期間で成果を上げられるものではありません。重要なことだからこそ、ステップを踏みながら着実に進んでいくことが必要です。
中長期的な視点で、実現可能な取り組みを見極め、確実に手がけてまいりたいと考えています。

2020年12月
代表取締役社長 村上 哲