EPISODE LIST

Episode #02

3社の想いとシナジーが
生み出した“THE MUTUAL”の最高傑作

富国生命保険相互会社様

mizuiro株式会社様

出席者

富国生命保険相互会社
総合企画室 副部長

森田 潤 様

富国生命保険相互会社
総合企画室 調査役

牛窪 一行 様

mizuiro株式会社
代表取締役

木村 尚子 様

オンワード商事株式会社
ソリューションデザイングループ
インサイトセールス第2Div. コンサルティング1課

宮本 秀樹

業界を取り巻く社会環境の変化や、お客様のさらなる期待にお応えしていきたいという考えから、『ヒトと地球(ホシ)の、明日(あした)の笑顔をデザインしつづける。』という新たなパーパスを定めたオンワード商事。本記事では、オンワード商事がどのようにパーパスを体現しているのかを、実際のプロジェクトの事例をもとに、お客様と弊社担当営業との対談を通じてご紹介いたします。
今回対談のお時間をいただいたのは、“THE MUTUAL”(ザ・ミューチュアル)というコンセプトのもと100周年プロジェクトを進行されており、オンワード商事とのタイアップ企画「THE MUTUAL Art for children」(以下「Art for children」)の第二弾として、「おやさいクレヨン」の寄贈を行っている富国生命保険相互会社(以下フコク生命)様。そして、「おやさいクレヨン」の生みの親であり、「Art for children」における開発・製造もご担当いただいているmizuiro株式会社(以下mizuiro)様です。
メディアにも取り上げられるなど、注目を集めている同企画がどのようにして生まれ、なぜこれだけの反響を呼んでいるのか。対談を通じて、その背景にあるストーリーや各社の想いなどを伺いました。

プロジェクトの概要

目 的フコク生命100周年プロジェクトの一環として、“THE MUTUAL”の理念や取り組みをより多くの方に知っていただくための企画立案。

結 果障がいのある子どもたちのアート制作を応援する活動「Art for children」の第二弾として、「おやさいクレヨン」のオリジナルパッケージを制作。全国の自治体や保育園、NPO団体などに寄贈。

100周年プロジェクトのコアになりつつある「おやさいクレヨン」

森田様:フコク生命の100周年プロジェクトは、2023年の創業100周年に向けて2018年からスタートしたもので、主な目的は三つあります。まず、フコク生命の良さをより多くの方に知っていただくこと。続いて、フコク生命の存在感を世にアピールしていく中でより共感の輪を広げていくこと。最後に、フコク生命に関わる方々と共にワクワクできる取り組みを進めていくことです。“THE MUTUAL(相互扶助)”というコンセプトを掲げたのは、弊社がお客様のためにある企業として、日本国内で唯一、創業以来「相互会社」形態をとり続けている存在であることにも起因しています。

牛窪様:この100周年プロジェクトの一環として、オンワード商事さんとのタイアップで進めてきた「Art for children」では、第一弾としてエコバッグを展開しました。弊社では、本社ビル地下2階のフロアで全国の特別支援学校生徒の美術作品を展示する「すまいる・ぎゃらりー」を2012年度から開催していますが、「Art for children」は、そちらの作品をデザインに活用し、作品の発信を通じて、子どもたちと社会とがつながるお手伝いをさせていただく活動です。エコバッグの制作後、第二弾をどうしようかと考えていた時に、ちょうど宮本さんからmizuiroさんの「おやさいクレヨン」をご紹介いただいて、我々としても興味を持ちました。「おやさいクレヨン」ほど“THE MUTUAL”の想いを体現しているプロダクトは他にないと思いましたし、社内的にも、ほぼ即決でこれだとなりましたね。実際に、今では100周年プロジェクトのコアとなる取り組みになりつつあります。

宮本:ありがとうございます。フコク生命様が「すまいる・ぎゃらりー」などの様々な取り組みをされている一方で、その想いや魅力がなかなか認知されていないことに課題を感じていらっしゃると伺っていたので、オンワード商事としても、これまで以上にお力になれないかと感じていました。そんな中、「Art for children」の第二弾として「おやさいクレヨン」を提案させていただいたのは、フコク生命様とmizuiro様のそれぞれの理念に、勝手ながら、私自身もシナジーを感じたからなんです。“THE MUTUAL”というフコク生命様のコンセプトを発信していく上で、「おやさいクレヨン」ほど親和性のあるプロダクトはないんじゃないかと思い、実際に提案をさせていただきました。

木村様:mizuiroは青森にある小さな会社なので、最初に宮本さんを通じてお声がけいただいた時には、実は嬉しさと同時に、「まさかフコク生命さんやオンワード商事さんほどの大企業と私たちがご一緒させていただけるとは」という驚きもありました。それでもぜひご一緒させていただきたいと思ったのは、まさにフコク生命さんの大切にされている理念と、mizuiroの大切にしている“親子の時間をデザインする”という理念にとても近しいものを感じたからです。「おやさいクレヨン」を通じて、フコク生命さんの素敵な取り組みがもっと広く知られるようになればいいなと、私としてもワクワクしながら開発や製造を進めさせていただきました。

想定以上の反響と共感を生んだ“理念”の具現化

森田様:そもそもの企業の理念、つまり我々で言うところの“THE MUTUAL”というのは、当然目に見えるものではありません。それでも「Art for children」が弊社の理念を具現化できていると断言できるのは、我々が2012年から取り組んできた「すまいる・ぎゃらりー」の活動と、mizuiroの木村さんが長年かけてつくり上げてきた「おやさいクレヨン」という、歴史を積み重ねてきた2つのものが出会って生まれたプロダクトだからこそと言えるのではないでしょうか。実際に寄贈をスタートしてからは、各地の寄贈先からお子さんの笑顔の写真が送られてきたり、全国各地の支社から「もっとやってほしい」という声が上がったりと、想定していた以上の反響があっていい意味で驚いています。

牛窪様:寄贈は各支社の支社長が行うのですが、日頃シビアに部下たちを指導している支社長たちが、「おやさいクレヨン」の寄贈の時に、普段見せないような満面の笑みで帰ってくるのはほっこりしますね。各支社からの感謝や喜びの声は、「THE MUTUAL新聞」という自社媒体で社内共有もされています。社外だけでなく、社内にも大きなムーブメントが生まれているのは、やはり共感があるからこそ。そういった意味でも、今回の「おやさいクレヨン」は、“THE MUTUAL”の最高傑作だと我々は感じています。

木村様:そう言っていただけると私も嬉しいです。ちなみに今回の「おやさいクレヨン」では、パッケージ以外に、クレヨン自体のお色にも私たちならではのこだわりがあります。というのも弊社には、コロナ禍で過剰在庫を抱えてしまっている国内各所の食品メーカーや農家さんから、「野菜が余ってしまっているので活用できませんか?」というお問い合わせが数多くありまして。そういった地元産業の、特にコロナ禍で予期せぬ課題を抱えてしまった方々を少しでも支援したいという想いから、ほうれん草や抹茶パウダーなど、今回の「おやさいクレヨン」には、既存のお色以外を含む5色を用意させていただきました。

宮本:とても素敵な取り組みだと思います。オンワード商事では、絵の素材をフコク生命様から頂いた後に、それを弊社のデザイナーと企画生産と話し合いながら、構成やデザインに落とし込んでいきました。可愛らしいパッケージや色展開については、やはりお子さまの絵が入るというところで、mizuiro様のお力添えをいただきながら、我々としても特にこだわらせていただいた部分です。とはいえ、これだけ大きな反響につながったのは、ひとえに富国生命様とmizuiro様の想いの強さがあったからこそ。私としては、あくまでも両社様の架け橋を担わせていただいたという感覚ですね。

“THE MUTUAL”がつないでいく未来

森田様:我々が思い描いている未来としては、いま保育園や幼稚園に通っていて「おやさいクレヨン」を手に取ってくれた子どもたちが大人になった時、そのお子さんたちも「おやさいクレヨン」を手に取ってくれたら本当に嬉しいですね。そんな未来のためにも、まずは「Art for children」、そして「おやさいクレヨン」の寄贈活動を続けていくことが何よりも大切であり、“THE MUTUAL”そのものだと捉えています。加えて、これは良いのかどうか正直わかりませんが、「おやさいクレヨン」の製造の部分、例えば原料となる野菜の手配などにも我々が絡んでいけたら、より「おやさいクレヨン」に対する想いを投影できるのではと思っています。

木村様:今おっしゃっていただいた各地の野菜の手配に富国生命さんのネットワークを活かしていただけるのであれば、私としてもより面白くなりそうだなと感じます。個人的には、もし叶うのであれば、今回寄贈されているクレヨンを使った子どもたちの塗り絵コンテストなどを企画していただいて、それを今後のPRに活用いただけたら、また違った効果といいますか、良い反響が生まれるのではないかと思っています。

森田様:塗り絵コンテスト、素晴らしい企画です。2023年に100周年を迎えるタイミングで弊社は式典を開催する予定ですので、その会場に絵を貼らせていただけたら素敵ですよね。

牛窪様:いいですね、ぜひやりましょう。私個人としては、そのためにも、まずは全支社で「おやさいクレヨン」の寄贈を展開できるように、この活動を知らない支社がないようにしていきたいですね。

宮本:まさにいま目の前で新しい企画が生まれようとしていますが、オンワード商事としては、富国生命様とmizuiro様の熱い想いとそのシナジーをいかに形にしていくかという部分で、これからもお力になれればと考えています。フコク生命様の100周年という節目はもちろんのこと、その先もお付き合いさせていただけるのであれば、個人的にも営業冥利に尽きるので、色々なことに一緒に取り組ませていただければ幸いです。ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。

富国生命保険相互会社様について

1923年に徴兵保険会社として創業して以来、「相互会社」の形態を取り続けている日本国内唯一の生命保険会社。経営理念は、「ご契約者の利益擁護」「社会への貢献」「働く職員の自己実現」。2023年の創業100周年に向けて、“THE MUTUAL”をコンセプトに、2018年より100周年プロジェクトをスタート。

mizuiro株式会社様について

“親子の時間をデザインする”というコンセプトのもと、「おやさいクレヨン」を中心とする「自社プロダクト事業」と、グラフィックデザインやプロダクトデザインを提案する「デザイン事業」を展開。「おやさいクレヨン」は、米ぬかから採れた米油とライスワックスをベースに、収穫の際に捨てられてしまう野菜の残渣などを原材料に着色。子どもが万が一口に入れても安全な素材だけでできている。

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Episode #03

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働きやすい制服へ

株式会社ファンケル様オンワード商事株式会社